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![]() 先日、このブログを通してお友達になれた方のご自宅に、 初めてのお呼ばれ。 帰り際、別室にて在宅中だった旦那様に、 「今日はお邪魔しました」と、一言ご挨拶をすると、 開口二番、 「顔、小さいですね」と、返る。 想定外のご指摘に、どう応じれば良いのか分からず、 「それは、どうもありがとうございます」と、あたふた礼をして、その場を後にする。 帰宅をし、ずいぶんと時間が経ってから、 そうだ、あの時、「そうなんです~。私、顔の比率だけは美人級なんで」とかなんとか、 ノリツッコミで返せば良かったー!と、地味に後悔。 また、先日の忘年会でのこと。 カジュアルなイタリアンレストランで、気の置けない仲間達と、今年の悲喜交々を語り倒す。 美味しそうなお料理が粛々と運ばれて来ては、テーブルを彩ってゆく。至福。 オーダーメニューの1品、”ムール貝の白ワインバター蒸し”。 お皿に山盛りで、いかにも、見ごたえがあるではないですか。 仲間の一人が、 「ムール貝って、最初に食べ終えた殻をトング代わりにして、 その後の貝肉をそれでつまみ出して食べるのが、通なんだよね」とレクチャー。 聞けば、やってみたくなるのが、人の性。 が、同時に、不器用なのは、私の性。 素人さんには、こちら、少々難易度が高かった。 初めてナイフとフォークを持たされたおサルさんのように、 私があーでもない、こーでもないしている内、 友人等のお皿にはたちまちムール貝の殻が積み上げられ、 もたもたしていた私のお皿には、たったの、2個。 つまり、これ、殻でつまんで食べた貝が最初で最後だったのだ。 「ごめんね、みゆぽん。でも、背に腹はかえられないから!」 (どうしてこの台詞が友人の口から出たのか・・、 実は、深い理由があるのだけれど、長くなるのでここでは割愛する) 気づけば、お皿に残った黄金色をした芳しいスープまで、 ちゃっかりご馳走になっている正面に座っているもう一人の友人を眺めながら、 慣れないことはするものじゃないなあ・・・と、 自分の道具取り扱いに関するセンスの無さを、しみじみと呪った次第。 自宅に戻り、温かなお風呂で身体を緩めながら、 ふと、先ほどの「背に腹はかえられないから!」と言った友人の台詞が蘇る。 貝って、確か、軟体動物だったよね・・? て、ことは・・・・! 「貝には、そもそも、背も腹もないってば!」 うわあああ、あの時、そう言って切り返せば良かったー! 私としたことがああああ!!! なんか、貝、食べられなかったことより、悔しいかもー! ふんぎゃあああ~! 湯船で、ひとしきり、乱心する。 こうして、また、地味な後悔と共に、今年も暮れゆくのですね~。 メリ~クリスマス!
by hatsukoizitensha
| 2013-12-23 15:24
| Ricoh35
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