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作業中、ふと、顔を上げて見た、デジタル時計の数字が 「11月11日.11:11」 ひゃっほ~。 ロールキャベツを煮込む。 作る段階では、 キャベツの葉は、肉厚で繊維しっかり目の方が、巻きやすい。 かつ、煮崩れもし難い。 でも、食すならば、クレープのごとく薄皮の葉の方が、 噛み切りやすいし、味もしっかりと、しみる。 分かっちゃいるけど、 ついつい巻き込む容易さ優先で、厚い葉の部分を使っては、また後悔。 かぶりつくも、術なし。 いつまで経っても中心のお肉に到達出来ない。 それを喰らう、我が有様と言ったら・・。ああ、もう、だ。 本来、こんなワイルドな食べっぷりを要求される料理ではないはずなのに。 なぜに、どうして、そこまでして味わう料理なのか?ロールキャベツ。 仕方がないよ、だって、好きなんだもの。くぅ~っ、なやましい。 2011年2月。 今の家に引っ越して来て以来初めて、 左のお隣さんと、右のお隣さん、そして私との3人で、立ち話と相成る。 はじめにお隣さん同士が話をしていて、そこにたまたま、 外から私が帰って来たと言うタイミング。 どうやら先週、目の前の道路で猫が車に引かれてしまい、 可哀想だったと言う話をしていたようだけれど、私はまるで知らなかった。 そうこうしている内に、話題はどう言うワケか、2年前の3月11日、震災に。 「”あの日”どうしてましたか?」 左のお隣さんからの問題提起に、 各々、”あの日”を振り返る。 そうでしたか、なるほど、大変でしたよね、怖かったですよね。 まるで、つい昨日の出来事のように、3人で頷き合う。 ひとしきり、追憶を終えた後、 「次、何かあった時は、お互い助け合いましょうね!」との、 右のお隣さんの一声で、解散となった。 そう言えば、”あの日”も「11」日だった・・・! よそ行きの笑顔を残しつつ、家の扉をパタリと閉めてから、ふと、気がついた。
by hatsukoizitensha
| 2013-11-11 19:26
| 意味不明だけど、大切
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