それは、まだ、在った!
f0295148_19431128.jpg


実家から歩いて10分ほど行ったところにある、
少し小高い丘になっている沿道。
街を一望出来るのと、春には桜並木が楽しめるとあって、
地元の人々にとっては、大切な散歩道。

8月。お盆に帰省した時、ここをふらふら歩いていると、
ちょっとした石の腰掛けの上に、伏せて置かれたきれいなガラスの灰皿を見つけた。
きっと、毎日ここに散歩に来る誰かが、
この場所で、極上の一服を楽しみたくて、置いたモノなんだろうなあ、と想像してみる。

9月の始め。同じ場所を歩いた。
ふと、あのきれいなガラスの灰皿、まだあるかな~、と気になり、
見に行くと・・・あった!!その様子は、笑ってしまうくらい、8月とまるで変わりなし。

ただの灰皿が、1ヶ月間、変わらず、同じ場所にあったと言うだけのこと。
でも・・・

じわじわと・・・これって、ひょっとして、すごいことでは?!と思い始める。
だって、場合によっては、ゴミとして処分されたり、事故で破損してしまったり、
きれいだなあと思った誰かが、持ち去ることだって十分、あり得るわけでしょ?

人も街も季節も移り変わる。
一方で、ただ、そこに在るもの、在り続けたもの。

灰皿を「在り続けさせた」、他、全ての移ろい、変わり行くものたちの存在って、
行き交った想いって、
一体、何なんだろう?!

上手く言えないけれど、私にとってこれ、
地味ーにすご~く感動した出来事なのデス。
[PR]
by hatsukoizitensha | 2013-09-28 20:08 | Rolleiflex 2.8F
<< ひたすら、泣いて、泣けた・・ 白萩のトンネル >>