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昨日はりょこたんと、ある方の講演を聴きに都心まで。もともとは本を読んで、その本が面白かったから。 感覚でお話する方だと言うこと、それから聴講者参加型っぽいシステムなので、話の流れが ぽんぽんと軽快に飛んでく。ふと、講演者が何を話していたのか忘れちゃった瞬間があり、 講演者ご本人が「えっと、今、何の話してましたっけ?」と訊ねて来た。みな、たぶん、同じだったんだと思う。 答えられなくなってた。そんな時に、りょこたん、鶴の一声。「・・・・・・・!」。 自己主張するでもなく、教えてやろうと言う高飛車でもなく、ただあるべくして起こったような一声。 広い会場に広がった、まるで、矢が的を目掛けてきれいに飛んでって、すっと射抜いたかのような爽快感。 その後、何事もなく、話の流れが元に戻った。 方や、聴講者が質問する度に、手渡しで会場内を移動してゆくマイク。 人は大勢いるのに、何故だか都度、私を経由して、運ばれて行くそれ。座った場所のせいか? いや、そうでもないような・・。ただ、来たものを、どこに渡せばベストなのか、 私の本能は知ってるような気がしてた。それが、心地良いのね。とっても。 帰りの電車で、「今日の発言の中で、りょこたんの声が私、ピカ一だったと思う!」いや、お世辞じゃなくて。 言うと、「私って、いたい子みたい」と彼女。ん?イタイ?「とっくに、知ってるよ!痛い子でしょ?」とツッコむと、 「違うよ、射たい子なの!」と訂正される。弓道部だったもんねえ。でも、普段の行動を見てても、納得かも。 調子の良いことばかり言って、てれてれっとしてると思いきや、ピシっと射抜くとこは確実に射抜いてるもの。 「今日のみゆぽんのマイクもみゆぽんそのものだったねー」と彼女。そっか、そう思うんだー。 確かに、そうなのかも知れない。認識出来てなかっただけで。今までもずっとそうだったかも知れない。 役目と言うか、役割って言うか、与えられてる天(ほし)って言うか。 一文字当てるとしたら「介」、とか「継」とか?「介」や「継」はそれ自体一見すると何もしてない。 だから、「何かしたい」と思って焦ってた少し前までの自分は、そこが歯がゆくて、空しくて、自己価値を ずっと認められてなかったと思う。何かや誰かを「射抜く」ことの方が、ずっとステキに思えていたから。 そうなりたかったし、そうでなかった自分が、ずっと嫌いだったし、情けなく思ってた。 でも、この頃は、分かってきた。「介」や「継」は、それ自体、何もしてないのかも知れないけど、 それでいい、それだからこそ、いいのだと。もっと言っちゃえば、そうでなくなったら、逆に意味がない。 何より、深いところから感じる、それをしてる時の自分の中から湧くような心地良さが全てを 物語ってるように思う。は~。また、少し自分のこと、分かって来たような気がする。 何かが誰かが、いつもベストなタイミングで通過できるように、出来ることは 自分をちゃんと自分なりに心地良く整えて置くこと。それだけで、いいんじゃない?もしや? ちなみに私が所属してたのは、オーケストラ部。担当楽器はビオラだったんだねー。 主旋律を弾くバイオリンやチェロをやろうとは、何故だかまったく思わなかったんだよね。 でも、低音と高音を結ぶ、やっぱりこれも、「介」なる楽器なんだなー。
by hatsukoizitensha
| 2013-06-24 08:44
| 感じたこと
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